〜輿石幹事長〜
混乱の政局にあって、白羽の矢が立った輿石幹事長。このどじょう内閣の要とも言える役職にあって、多くを語らずそれでいていぶし銀の様な強さと光を放っている印象を与えますが、さてどんな人物なのでしょうか?
ー個性ー
堂々たる態度と揺るぎない信念、口数の少なさで、一見すると厳しい表情が多い人ですが、社会的な立場を重視するタイプでありながら、内面には神経質な情緒性をもっています。政治的には、何事も律儀に順を経て、体制的にも秩序を重んじていく様な手法がありますが、実際には、状況に応じて口も手も足も出る、なかなかのバイタリティと行動力を持っています。表面の堅さに比較して内面は明るい人です。
長所:自分の信念に従って行動し、統率力がある。金銭感覚に優れ財政管理は抜群。
短所:気分に左右されやすく、利害に走りやすい。手を汚さない。心配性。
ー運気ー
恐らく、生まれた時間が鍵を握っているのではないかと思いますが、官殺混合という、迷いが出やすい命を持ちながら、もし仮にそれが一つに絞れるような時間であった場合、現在の運気はとても良い暗示の時にあり、しかも2011年は彼にとって引立てとともに自分らしさを出していける年となっています。
今後の流れとしては、2014年が転換期です。それまでは、党幹事長としてその地位と力量を発揮し、君臨していくのではないかと思います。
ー野田首相との関係性ー
党の運営が政局に大きな意味を持って来た民主党内閣で、この幹事長の存在は野田首相にどのような影響を与えていくのか、相性をみてみると、非常に強い結束力と弱点を長所に変えて行くだけのパワーを持つ関係である事が解ります。
しかも、野田首相の意見を良く聞き入れながら行動に移してくれる関係です。お互いに良い信頼関係を築きながら一緒に運営していける、民主党にとっては稀ともいえる抜群の相性。この二人の信頼関係は、良い流れとなって動いて行くのは間違いなさそうですが、この人事を決めたのが、どじょうこと野田首相本人であれば、なかなかの人事的な目を持った人だと感じます。首相にとってはこれ以上話せる人もその実行力を持った人もいないでしょう。
来年2012年5月が一つの節目といえそうですが、どうであれ輿石幹事長の存在はこれからも益々その存在感を与えながら、揺るぎない座を獲得していくでしょう。