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特殊な暗示

陰陽五行を用いて運気を読んでいく中には、特に気をつけて見なければ鳴らない要素がたくさん含まれていますが、ここでは特に注視している特殊暗示についてピックアップしてみました。
空亡調候用神羊刃

空亡(天中殺)

六星占術、九星占術、算命学、四柱推命などの東洋占星術に、よく天中殺とか空亡という言葉を聞く事が多いと思いますが、そもそもこれは何かと言えば、12という数字と10という数字がキーワード。

簡単に言えば、10干12支、干が支より2つ少ないので、その2年間は運勢が良くも悪くも働かないという事なのです。恐ろしい事の様に巷では言われていますが、伊勢流ではそんな風に捉える事はありません。

運が働かないという事は、今年ものすごく良くない運気になるはずだったものが、運が働かない事によって、良い現象に変わる、吉と出るという場合もありますし、逆にすごくいい年になるはずが、まったく威力を発揮せずに、平凡またはとんでもない試練の年になったり、その人の生まれた時にこれも予めプログラミングされています。 全ての人に空亡が働く訳ではありません。生まれながらに持って生まれた人、その時に空亡をやっつけて、運に影響を与えない人など、様々です。 自分がどんな特質を持って生まれたのかを知っていれば、心配する必要はなくなります。巷の怖い印象のまま、気にしなくてもいいのにやたらと気にしてしまって動くべき時に動けず、失速してしまう事になります。

空亡には6種類あります。相性で見る時、お互いの空亡を持ち合っている相性は良くないとされていますが、それも実は正確ではなく、その空亡を含んで派閥を形成するような関係であれば、すべてが吉に変わる最良の相性となります。 空亡が同じ年になる人同士は、縁が深く長続きすると言われています。 男女で言えば腐れ縁とも言いますが、これは運気サイクルが同じ様に働く為、良い時、悪い時を同じ様に共有するという事から苦楽を共にする事で絆が深くなると捉えていいと思います。

空亡が働いてしまう命式(生まれたときの縮図)の人が注意すべき事は、移動や引っ越し、結婚、新築などの何かしら新しい出発に関する事は、運が働かないためにあまり意味がない、もしくは空亡が明けた年には、また移転をしなければならない事態になりやすいという現象が起きやすい、という風に捉えられています。もちろん、会社や公的な事に関する事で、自発的ではなく他発的に発生する場合は従えば良いのです。 恐ろしいとか不吉と言われている天中殺も、自分の命式を知っていれば何も怖い事はありません。

冲(ちゅう)とは、十二支の中で、下記のように7番目の陽と陽、陰と陰の十二支がそれそれに相剋する形です。

子ー午(陽と陽)
丑ー未(陰と陰)
寅ー申(陽と陽)
卯ー酉(陰と陰)
辰ー戌(陽と陽)
巳ー亥(陰と陰)

衝突、動揺、変化を暗示するものですが、動かざるを得ないような事がおきたり、身辺に変化を伴うような暗示があります。

冲があって内在しているものが表面に出る事で、財運を得られる人。ぶつかる事でマイナスになってしまう時や、逆にそれによって人生が大きく変化するな ど。その時の運気と、自分が生まれ持った12支などによって変わります。 気を付けていれば、その冲を上手に活かしてプラスにする事も、気をつけなければ一転して悪い方向へ変換する事もあります。しかし、何も衝突がなかったり平 穏無事では生まれないものもあるので、この冲の使い方や、この時期の接し方は大切なポイントになるとなります。

十二支は、前述した通り、季節や時間、方位も表したものです。その時の時間や(年や月も含む)方角にあわせて作戦を練るなど、いい意味で捉えていくことが大切ですが、とらぶるや無用の口論に発展しないよう、プラスになるための積極的な動きを取る方が良いタイミングと考えるのが大切です。自分の生年月日にどの十二支があり、どの年が巡っているのか、その十二支同士を調べてみるだけでも、有効な対策を取れるようになるでしょう。

調候用神

調候用神とは、生まれ持った運気に特別な計らいをしてくれるものです。人生を歩む上で、その人にとって運気が向上するように季節環境=命式バランスを整える事を意味していますが、この季節環境を陰陽五行=十干で表す事で、その運気の巡りにどの十干が来ているのか、運を向上させてくれる十干とは何か、人が生まれた時の環境により決まってきます。

陰陽五行では、10年毎のテーマが人それぞれに与えられますが、その時にこのラッキースターが付いているかどうかは、運に大きな作用を与えます。 つまり、運気のあまり良くないサイクルに入っていれば、その運気を上げてくれますから、打撃が少なくなったり不運を感じる事がなくなったり。逆に良い運気 サイクルでは、伸びるときは人一倍伸びるという事になります。 ライフサイクルにおいて、どのタイミングにこのラッキースターが来るか、また来てほしいかは人それぞれ違いますが、ビジネスマンにとっては、現役の時に来 てほしいと感じる方が多いのではないでしょうか。しかしながら、大体において丁度いいタイミングに来る人は、それ程多くないと感じています。

この調候用神ですが、自分の命式の中に生まれ持っている人は、他人の運に左右される事なく、自分で自分の運を切り開くだけのものを持っています。また、 持っていない人は、相手がそれを持っていれば、その人と組む事によって自分の運勢を上げる事になります。もちろん、運気が大きく関係してきますから、これ だけで良くなるという訳ではありませんが、自分にないものを相手が持っていて、しかも自分の運気を上げてくれるのですから、必然的に相手に好意を感じる様 になります。 この調候用神を知る事は、ビジネスパートナーの選択や組織を構成する上での、大切なポイントの一つと捉えることができます。

羊刃(ようじん)

羊刃とは、目立つ事を意味しているものですが、運気の作用を強くする事で知られています。良くも悪くもその時の運気に、この羊刃が巡れば大きなことがらとなって表面化する作用を持っています。良い時は、これまでにないような上昇気流を描きますが、落とす時も数倍の威力を持ちます。良い時も悪い時もこの暗示がある時は、いかにブレーキをかけていけるかという事が重要になってきます。

しかしながら、生まれるきのエネルギーが弱い人にとっては、非常に良い働きをしてくれるのもこの羊刃の持つパワーの特性です。生まれ持った命にこの暗示を持っている人は、エネルギーを強くする作用があるため、元々強いエネルギーの人に更にこの星が付いている場合は、運気の起伏も激しく、目立つ事が人よりも多く訪れる傾向があります。強く華やかなこの星は、芸能界には多く見られます。この羊刃は、命に持っていても、運気に巡って来ても、注視しなければならない重要なものです。